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マネテラス

1個あたりは大袋が安いのに、少ないほうがお得なこともある?

「大袋は1個あたりが安い」と聞くと、いつでも大袋を選ぶのがよさそうに見えるかもしれません。でも、買い物では1個あたりの値段、レジで払う合計、実際に使う量を分けて考えることが大切です。

同じりんごの3個入りと5個入りで、どちらを選ぶか考えてみましょう。使う数や食べる予定が違えば、選び方も変わります。

三つの見方を分けてみよう

単価(たんか)とは、1個あたりや100gあたりのように、一つ分に直した値段です。単価を見ると、量の違う商品を比べやすくなります。

  • 1個あたりの値段:一つ分に直すといくらか
  • 支払う合計:レジで実際にいくら払うか
  • 実際に使う量:食べる予定や保存できる期間に合うか

単価が低くても、必要な数より多く買えば、レジで払う金額は増えます。反対に、家族で全部使う予定があるなら、大袋の単価の低さが役立ちます。

りんご3個と5個を比べてみよう

ここでは、同じ大きさ・同じ品質で、保存できる期間も同じりんごが売られているとします。価格は税込で、値引きやポイントはありません。すべて比べ方を考えるための架空の設定で、実際の販売価格や相場ではありません。

売り方支払う合計1個あたり
3個入り300円300÷3=100円
5個入り450円450÷5=90円
リク

リク

5個入りは、1個あたりなら10円安いんだね!

ユイ

ユイ

でも、レジで払うのは300円と450円。必要な数も確かめたいな。

今日必要なのが3個で、残り2個を後で使う予定もないなら、3個入りを選ぶと支払いは300円で済みます。5個入りを買って2個を使わなければ、単価は低くても、必要な量より多く買ったことになります。

一方、5個すべてを傷まないうちに使う予定があるなら、5個入りは1個90円です。この場合は、1個あたりの値段という比べ方で大袋によさがあります。どちらが自分に合うかは、使う量によって変わるのです。

買う前に確かめたい三つのこと

農林水産省は、買い物前に家の食材を確認し、必要な物をメモして、使い切れる分を買う工夫を紹介しています。次の三つなら、子どももおうちの人と一緒に確かめられます。

  1. 家にいくつある? 冷蔵庫や果物かごを見ます。
  2. いつ、いくつ使う? 今日だけでなく、数日後までの予定を考えます。
  3. 安全に保存できる? 食べるまでどう保存するかを考えます。期限や保存方法の表示があれば、それも確かめましょう。
モモカ

モモカ

家に2個残っていたら、今日買う数も変わりそう!

食品ロスを減らすためでも、苦しくなるまで食べる必要はありません。体調、アレルギー、食品の安全を優先します。表示された保存方法を守り、見た目やにおいなどに不安がある食品は無理に食べず、おうちの人と確認しましょう。

理解度チェック

ここまでの話を、2問で確かめてみましょう。

問題1:1個あたりの値段が低いのはどちら?

A:3個300円 B:5個450円

正解と理由を読む

正解:Bです。3個入りは1個100円、5個入りは1個90円なので、1個あたりでは5個入りのほうが10円低くなります。

問題2:今日3個だけ必要で、残りを使う予定がないとき、支払う合計が少ないのはどちら?

A:3個300円 B:5個450円

正解と理由を読む

正解:Aです。3個入りなら支払いは300円です。この問題では残り2個を使う予定がないため、450円の5個入りを選ぶ必要はありません。後で2個も使う予定があるなら、選び方は変わります。

安さだけでなく、使う予定も考えよう

門井先生

門井先生

「1個あたりが安い」だけで決めずに、「全部でいくら払う?」「いくつ使う?」も聞いてみよう。家族の人数や予定が変われば、合う買い方も変わるよ。

まとめ買いそのものが悪いわけではありません。使う見通しがあるときには便利です。値札の一つの数字だけで決めず、自分の家の条件をそろえて比べることが大切です。

この記事のポイント

  • 1個あたりの値段と、レジで払う合計は別に確かめます。
  • 3個だけ必要なら3個入り、5個とも使う予定なら5個入りのよさがあります。
  • 家にある量と食べる予定を確かめ、無理なく使い切れる量を選びましょう。

おうちの人と話してみよう

次に量の違う商品を見つけたら、「1個あたりはいくら?」「全部でいくら払う?」「本当にいくつ使う?」を一緒に確かめてみましょう。自分の家ならどちらを選ぶか、理由も話してみてください。

出典と情報確認日

農林水産省「食品ロスを減らすポイント」

農林水産省「食品ロス削減の現状」

情報確認日:2026年10月22日

注意:りんごの価格、個数、品質、保存できる期間は、比べ方を考えるための架空の設定です。実際の商品は、価格や状態、保存方法を確かめて選んでください。

門井孝史

1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。


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