

リク
先生、株の値段って毎日変わってるけど、誰が決めてるの?

モモカ
あれって会社の人が「今日はこの値段で〜」って決めてるんじゃないの?

ユイ
それともニュースとかで、会社の評価が変わってるのかな?

門井先生
いい質問だね。株の値段は「買いたい人」と「売りたい人」のバランスで決まるんだ。今日は株価がどうやって決まるのか、ニュースとの関係も含めて見ていこう。
今日学ぶ3つのテーマ
- ・株の値段(株価)はどう決まる?
- ・なぜ株価は毎日変わるの?
- ・ニュースと株価の意外な関係

ユイ
えっ、ニュースと株の値段って関係あるんだ!?

門井先生
もちろんあるよ。さっそく詳しく見ていこう。

門井先生
まず、株の値段=株価は、「売りたい人」と「買いたい人」が市場で出す値段によって決まるんだ。

門井先生
たとえば、ある会社の株を「1000円で買いたい!」という人がいっぱいいると、株価は上がるよね。逆に「売りたい!」って人が増えれば、値段は下がりやすくなるんだ。
株価が動くしくみ
状況 | どうなる? |
---|---|
買いたい人が多い | 人気が出て、株価が上がる |
売りたい人が多い | 人気が下がって、株価が下がる |
買い手と売り手が同じくらい | 価格は安定しやすい |

リク
なるほど〜!売りたい人と買いたい人の「力くらべ」みたいな感じだね。

門井先生
次に、なんで株価が毎日変わるのかというと、人々の「評価」が変わるからなんだ。

門井先生
「この会社はこれから伸びそう!」と思えば買いたくなるし、「ちょっと心配だな」と思えば売りたくなる。そうした気持ちの変化が、毎日価格に表れるんだ。
株価が変動する主な理由
- ・会社の業績が良くなった/悪くなった
- ・ライバル会社の動きや市場の変化
- ・社長の交代や新しい商品などのニュース

モモカ
ってことは、みんなの「期待」や「心配」が株の値段に出るってことだね!

門井先生
そうそう、気持ちが数字に表れるって面白いよね。

門井先生
最後に、ニュースと株価の関係を見てみよう。

門井先生
たとえば「新製品がヒット!」とか「海外で大きな取引が決まった!」といったニュースが流れると、その会社の株は「価値が上がりそう」と思われて買われやすくなる。

門井先生
逆に「事故が起きた」「不祥事が発覚した」などネガティブなニュースが出ると、信用が下がって株価も下がることがあるんだ。
ニュースの影響例
ニュース | 株価への影響 |
---|---|
大ヒット商品が発売 | 期待されて株価が上がる |
不祥事が報道される | 信用が下がって株価も下がる |
ライバル社の失敗 | 逆に株価が上がることも |

ユイ
なるほど〜!ニュースを見て、どう動くか考えるのが「投資」なんだね。

門井先生
その通り。情報をどう読み取るかが、株の世界ではとても大事なんだ。

モモカ
株の値段って「数字」だけじゃなくて、人の気持ちやニュースともつながってるんだね!

リク
なんかちょっと経済ニュースが面白く見えてきたかも!

門井先生
それは素晴らしい気づきだよ。株は“経済の鏡”。毎日動く数字の背景には、社会の動きや人々の感情があるんだ。
この記事のポイント
- 株の値段は「買いたい人」と「売りたい人」のバランスで決まる。
- 毎日変動する理由は、人々の評価や期待が変わるから。
- ニュースは株価に大きな影響を与える。ポジティブな報道は上昇のきっかけに。
- 株価は数字でできた「社会の声」でもある。

門井孝史
1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。