

リク
ねえ先生、「株を持つ」ってよく聞くけど、それってどういう意味なの?

ユイ
ニュースで「株主」とか「株価が上がった」って出るけど、なんとなくしか分からないかも。

モモカ
株って、お金持ちの人がやってるイメージあるよね〜。でも、会社と関係あるって聞いたことある!

門井先生
いい質問だね。「株を持つ」っていうのは、かんたんに言うと「会社のオーナーの一人になる」ってことなんだよ。

リク
えっ!?会社のオーナー?それって社長ってこと?

門井先生
社長とはちょっとちがうけど、株を持っている人=株主(かぶぬし)は、会社の一部を持っている人なんだ。

ユイ
でもなんでそんな“会社の一部”を、みんなに持たせるの?

門井先生
会社がもっと大きくなるために「お金を集めたい」と思ったとき、その“応援”としてみんなに株を買ってもらうんだよ。
株のしくみをざっくりまとめると…
- ・株を買うと、「会社の一部を持っている人」=株主になる
- ・株主になると、応援した会社の利益の一部をもらえることがある(=配当金)
- ・また、会社のルールや方針を決める会議(=株主総会)で投票に参加できることも

モモカ
へぇ〜!会社のお金の使い方とかに関われるって、なんかすごいね!

リク
でも、株って買ったらずっとそのままなの?途中で売ったりできるの?

門井先生
もちろん、株は売ることもできるよ。人気が出た会社の株は買いたい人が増えるから、株の値段(株価)が上がることがあるんだ。

ユイ
じゃあ安く買って高く売ったら、もうかるってこと?

門井先生
その通り!だけど、逆に株の値段が下がることもあるから、いつも得をするわけじゃないんだ。

モモカ
そっか〜!買ったあとも「どうなるかな?」ってドキドキするんだね!
株のしくみ まとめ
キーワード | なにが起こる? |
---|---|
株を買う | 会社の一部を持つ=株主になる |
会社がもうかる | 配当金がもらえることがある |
株主総会 | 会社の決めごとに投票できる |
株の値段が上がる | 売れば利益が出る(もうかる) |
株の値段が下がる | 損することもある |

ユイ
なるほど、株って「お金もうけ」だけじゃなくて、「会社の応援」っていう意味もあるんだね!

門井先生
そうそう。株を持つことは、“お金”のことと同時に“社会のこと”を考えるチャンスでもあるんだ。

リク
お金の勉強にもなるし、ちょっと大人になった気分〜!

モモカ
これからニュースで「株価」とか見たら、ちょっとわかる気がするかも!
この記事のポイント
- 株を買うと、会社の一部を持つ「株主」になる。
- 会社がもうかったら「配当金」がもらえることもある。
- 株主は会社の会議に参加して、方針を決める投票ができる。
- 株は売ることもでき、値段の変化で利益が出ることもあるが、損することもある。

門井孝史
1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。