
リク
ねえ先生、お父さんもお母さんも毎日仕事で忙しそうだけど、そもそもどうして人は仕事をするの?

モモカ
私のお母さんなんて、疲れてるのに「仕事行ってくる」って言って出かけていくよ。大変そう…。

ユイ
私は将来何になりたいか考えてるけど、そもそも仕事って何のためにするんだろう?

門井先生
みんな、とても大切なことに気づいたね。今日は「仕事って何のため?」について一緒に考えてみよう。

門井先生
実は、人が仕事をする理由はいくつもあるんだ。まずは基本的な理由から見ていこうか。
仕事をする3つの基本的な理由
- ①生活するためのお金を稼ぐ
- ②自分の能力や才能を活かす
- ③社会の役に立つ

リク
お金を稼ぐのは分かるけど、他にも理由があるんだね!

門井先生
そうだよ。もう少し詳しく説明するね。

門井先生
まず、お金を稼ぐことについて。私たちが生きていくには、食べ物や住むところ、服など、いろいろなものが必要だよね。それらを手に入れるためにお金が必要で、そのお金を得るために仕事をするんだ。

ユイ
確かに、お金がないと生活できないもんね。

門井先生
次に、自分の能力や才能を活かすこと。人は何かができるようになると嬉しいし、それを活かせるとさらに喜びを感じるんだ。例えば、絵を描くのが上手な人がイラストレーターになったり、計算が得意な人が会計士になったりするようなものだね。

モモカ
私、おしゃれが好きだから、将来ファッションデザイナーになりたいな!それも才能を活かすってこと?

門井先生
その通り!モモカの好きなことや得意なことを仕事にすれば、毎日楽しく過ごせるかもしれないね。

門井先生
そして3つ目は、社会の役に立つこと。私たちが暮らす社会は、みんなが少しずつ役割を分担して成り立っているんだ。医者は病気の人を治し、先生は子どもたちに教え、お店の人は必要なものを売ってくれる。それぞれの仕事が社会全体の助けになっているんだよ。

リク
へぇ!そう考えると、どんな仕事も大切だね!

ユイ
でも先生、楽しくない仕事もあるのでは?そういう時はどうするの?

門井先生
鋭い質問だね、ユイ。確かに全ての仕事が常に楽しいわけではないよ。でも、どんな仕事にも「やりがい」というものがあるんだ。
仕事の「やりがい」の例
仕事の種類 | やりがいの例 |
---|---|
パン屋さん | おいしいパンを食べたお客さんの笑顔 |
プログラマー | 自分が作ったアプリで人々の生活が便利になること |
農家 | 自分が育てた野菜で多くの人が健康になること |

モモカ
やりがいって、自分の仕事で誰かが喜んでくれることなのかな?

門井先生
そういう面もあるね。他にも、難しい問題を解決できた時の達成感や、自分が成長していると感じられる時の喜びもやりがいの一つだよ。

リク
僕のお父さん、時々仕事が大変って言ってるけど、それでも毎日行くのはやりがいがあるからなのかな?

門井先生
それもあるかもしれないね。大人になると、家族を養うという責任も出てくるから、多少大変でも頑張る理由になるんだ。リクのお父さんは、家族のために働いているという面もあると思うよ。

ユイ
将来の仕事を選ぶとき、何を大切にすれば良いのかな?

門井先生
素晴らしい質問だね!将来の仕事を考える時には、こんなことを考えてみるといいよ。
将来の仕事を考えるポイント
- ・自分が「好きなこと」や「得意なこと」は何か
- ・どんな風に「人の役に立ちたい」か
- ・「どんな生活」がしたいか
- ・「何を大切に」して生きたいか

リク
僕は冒険が好きだから、新しいものを探す仕事がいいかな!

モモカ
私はやっぱりおしゃれが好きだから、人を笑顔にするファッションの仕事!

ユイ
私は本が好きだから、図書館で働いたり、物語を書く仕事もいいなあ。

門井先生
みんな素敵な考えを持っているね!最後に大切なことを伝えるよ。仕事は人生の一部であって全部ではないんだ。仕事以外の時間も大切にして、バランスの良い人生を送ることが幸せの秘訣かもしれないね。
この記事のポイント
- 仕事をする理由は「お金を稼ぐため」だけでなく、「自分の能力を活かす」「社会の役に立つ」など複数ある
- どんな仕事にも「やりがい」があり、それが毎日頑張れる理由になっている
- 将来の仕事を選ぶときは、自分の好きなことや得意なこと、どう人の役に立ちたいかを考えるとよい
- 仕事と仕事以外の時間のバランスを大切にすることも幸せな人生のために重要

門井孝史
1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。
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