

リク
先生、この前パパが宝くじを買ってたけど、外れたらそのお金ってどこに行くのかな?

モモカ
そういえば、宝くじのお金って、全部誰かがもらってるのかな?

ユイ
私も気になってた!集まったお金がどこかで役に立ってたりするのかな?

門井先生
いい質問だね。実は、宝くじで集まったお金は、みんなが住んでいる町や社会の役に立っているんだよ。

リク
えっ、そうなの?具体的にどうやって役立ってるの?

門井先生
宝くじで集まったお金は、大きく分けて3つの使われ方をしているんだ。
宝くじ収益の使われ方
- ① 当選した人への賞金
- ② 宝くじを運営するための費用
- ③ 社会貢献や公共事業などへの利用

モモカ
社会貢献ってよく聞くけど、具体的にはどんなこと?

門井先生
例えば、公園を作ったり、学校や図書館を新しくしたり、道路を整備したりすることだよ。それから、災害が起きた地域の助けにも使われることがあるんだ。

ユイ
じゃあ、私たちがいつも使っている図書館や公園も、宝くじのお金が使われてるかもしれないの?

門井先生
その通りだよ。宝くじのお金は、みんなの生活を良くするために広く使われているんだ。

リク
でも、宝くじのお金がどれくらい社会に使われてるか、もっと詳しく知りたいな。

門井先生
良い視点だね。実際に宝くじの収益の約40%が公共事業や地域のイベント、福祉施設の運営費に充てられているんだ。

モモカ
40%も?それって結構大きな金額だよね!

門井先生
そうなんだ。たとえば新しく建てられた体育館やプール、きれいな公園なども、宝くじのお金で作られたりすることが多いんだよ。

ユイ
じゃあ、運営費用っていうのは、具体的にどんなことに使われるの?

門井先生
宝くじの販売所を運営したり、宣伝をしたりするための費用だよ。みんなが安全に宝くじを買えるように、販売員さんの給料や広告などに使われるんだ。

リク
なるほど!そう考えると、宝くじを買うことで地域や社会に役立ててる気がするね。

門井先生
そうだね。ただし、宝くじはあくまで楽しみのひとつだから、無理せず、楽しめる範囲で参加するのが大切なんだよ。

モモカ
先生、宝くじのお金が災害支援に使われるって言ってたけど、それってどういうこと?

門井先生
災害が起きて困っている地域があったら、宝くじの収益の一部を使って、その地域を支援するんだ。仮設住宅を建てたり、復興のためのお金に使われたりすることもあるよ。

ユイ
困っている人たちの助けになるのは、すごくいいことだね!

リク
じゃあ、宝くじって当たらなくても社会に貢献できてるんだね!

モモカ
そうだね!なんかちょっと良いことした気持ちになれるかも。

門井先生
そういう気持ちで宝くじを楽しめば、より一層うれしいね。ただし、あくまでお楽しみだからね!
この記事のポイント
- 宝くじの収益は「賞金」「運営費用」「社会貢献」に使われている。
- 社会貢献には公園、図書館、体育館、道路整備、地域イベントや福祉施設の支援が含まれる。
- 災害が起きた地域への支援にも宝くじのお金は役立っている。
- 宝くじを買うことで楽しみながら社会に貢献することができる。

門井孝史
1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。
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