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お金の歴史 - 昔と今のお金の違い

リク

先生!お金って昔から今と同じ形だったの?

ユイ

たしかに!昔の人もお札や硬貨を使ってたのかな?

モモカ

それとも、別のものをお金として使ってたの?

門井先生

いい質問だね!実は、お金の形は昔と今で大きく変わっているんだ。今日は、お金がどんなふうに変わってきたのか、一緒に学んでみよう!

昔のお金はどんなものだった?

お金がなかった時代、人々は物々交換をして生活していました。たとえば、お米を持っている人が魚を欲しいときは、魚を持っている人と直接交換する必要がありました。でも、相手が自分の欲しいものを持っていないと、取引ができません。

そこで登場したのが、貝殻や石、金属などの「お金として使えるもの」でした。これらは価値があると認められ、物と交換できるようになりました。

昔のお金の例

貝殻のお金 貴重で美しい貝殻は、世界中で「お金」として使われました。特に中国やアフリカの一部の地域で流通していました。
石のお金 南の島では、大きな石をお金として使い、持ち主が変わるたびに記録を残していました。
金属のお金 丈夫で長持ちする金や銀が使われるようになり、世界中で広く流通するようになりました。

ただし、これらの昔のお金にも 「持ち運びが大変」「重すぎる」「管理しにくい」という問題がありました。

紙のお金が登場!

物昔は金や銀などの金属が主流でしたが、大量に持ち運ぶのが大変だったため、紙幣が発明されました。紙幣は軽くて持ち運びやすく、偽造を防ぐ工夫がしやすいという特徴があります。

世界最古の紙幣

紙のお金が初めて登場したのは、1000年以上前の中国です。当時は金属のお金を預け、その証明として紙のお金を受け取るという形でした。これが、紙幣のはじまりとされています。

日本の紙幣のはじまり

日本では江戸時代に「藩札(はんさつ)」と呼ばれる紙幣が登場しました。これは、各地の藩が発行した地域限定のお金で、全国共通ではありませんでした。現在のような日本銀行券(全国で使える紙幣)が登場するのは 明治時代 になってからです。

紙幣の特徴

軽くて持ち運びやすい
金貨や銀貨と違い、大量に持ち運ぶ負担が少ない。
印刷技術で偽造を防げる
特別な技術を使い、偽物を作りにくくしている。
大きな買い物にも対応できる
金貨や銀貨を持ち歩かなくても、紙幣でスムーズに取引できるようになった。

今のお金の形と進化

現在のお金は、紙幣や硬貨 だけではなく、電子マネーやキャッシュレス決済へと進化しています。今ではスマートフォンやカードを使って、お金を持たなくても買い物ができる時代になりました。

電子マネーとキャッシュレス決済の広がり

電子マネーはカードやスマホにチャージしたお金を使う仕組みで、電車やコンビニなど、身近な場所で使えるようになりました。さらに、クレジットカードやQRコード決済を使えば、現金を使わずに支払いが完了します。

キャッシュレス決済の特徴

お金を持ち歩かなくても支払いができる
財布を持たずにスマホだけで買い物ができる。
小銭を使わないから、お釣りのやり取りが不要
自動販売機やレジでの支払いがスムーズになる。
海外でも簡単に支払いができる
クレジットカードや電子決済なら、違う国でも現地のお金に換えなくても使えることが多い。

これからのお金の未来

最近では、暗号資産(仮想通貨)など、新しい形のお金も登場しています。お金は時代とともに進化し、便利な形へと変わっていっています。これからも、どのようなお金の使い方が生まれるのか、楽しみですね。

リク

へぇ~!お金の形って、時代によってこんなに変わってきたんだね!

ユイ

でも、どんな形になっても「価値を交換する」っていう役割は変わらないんだね。

モモカ

ってことは、これから先もお金の形が変わるかもしれないってこと?

門井先生

その通り!未来のお金がどんな形になるかを考えるのも、お金の勉強の一つだね。

リク

よーし!もっといろんなお金の歴史を調べてみよう!

この記事のポイント

  • 昔の人々は物々交換 の代わりに、お金を使うようになった。
  • お金は貝殻・金貨・紙幣・電子マネーへと進化 してきた。
  • これからも お金の形は進化 していく可能性がある。

門井孝史

1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。


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