値札の数字だけでは決められないことがあります。量や使い道も比べてみましょう。
この回で考えること
- 販売価格と、自分にとっての大切さを区別する。
- 値段の違いには複数の理由があると気づく。
- 量や使い道など、条件をそろえて比べる。
同じ値段でも、選ぶ物は同じ?
同じ500円で、絵を描くためのノートか、サッカーの練習用のボールが買えるとします。どちらを選ぶかは、人によって違います。ここでの品物と値段は、考えるための例です。

モモカ
私はノートかな。続きを描きたいお話があるんだ。

リク
ぼくはボール!
どちらか一方だけが正しいわけではありません。その人が何をしたいかによって、役立つ物は違うからです。店で支払う金額が「値段」です。一方、自分にどのくらい役立つか、どのくらい大切だと感じるかが「自分にとっての価値」です。
長く使った道具や、友だちからもらった手紙には、高い値段がつかなくても大切な価値があるかもしれません。値札の数字だけで大切さを測ることはできません。
値段が違うのには、どんな理由がある?
似たような品物でも、材料や作る手間、運ぶための費用などが違えば、値段が違うことがあります。みんなが買いたい量と、店が売るために用意できる量も関係します。
例えば、天候の影響で収穫が減り、店で売るために用意できる野菜が少なくなったとします。みんなが買いたい量があまり変わらなければ、値段が上がることがあります。反対に、たくさん収穫できる時期には安くなることもあります。

ユイ
高くなったからって、急に野菜の味がよくなったとは限らないんだね。

門井先生
そうだね。ただ、品物が少なくなっても、必ず値上がりするとは限らないよ。店の売り方なども関わるから、理由を一つだけで決めないことが大切だね。
比べるときは、値段の横も見てみよう
値札の金額が低いほうが、量に対しても安いとは限りません。例えば、同じ品質の鉛筆が、2本入り100円と5本入り200円で売られているとします。ほかに支払う料金はないものとします。
1本あたりで比べると、2本入りは100÷2=50円、5本入りは200÷5=40円です。1本あたりなら5本入りのほうが安いですね。

リク
じゃあ、いつも5本入りを買えばいいのかな?
それは使い道次第です。今日は2本だけ必要で、予算も100円なら、2本入りを選ぶ考え方もあります。量に対して安いことと、今の自分に合っていることは分けて考えます。
自分の使い道に合うかを確かめる
買う前には「何に使いたいか」「必要な量か」「使いやすいか」「払える金額か」を確かめます。長く使う物なら、丈夫さや修理できるかも比べる手がかりになります。

モモカ
安くても、使いたい大きさじゃなかったら困るもんね。
高い物を選ぶことも、安い物を選ぶことも、それだけで正解にはなりません。自分の目的と条件を確かめて、選んだ理由を説明できるとよいですね。
今回のまとめ
- 値段と、自分が感じる大切さや役立ち方は同じではありません。
- 値段には、費用や、みんなが買いたい量、店が用意できる量などが関わります。
- 量・使い道・予算を確かめて、自分に合う物を選びます。
おうちの人と話してみましょう
次の回では、同じ買い物でも、お金を支払う方法や時期が違うことを学びます。
出典・参考資料
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情報確認日:2026-10-16

門井孝史
1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。
