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マネテラス

基本コース 第8回 / 全10回

借りたお金は、同じ金額を返せばいい?

リクとユイが借りるお金と利子を含めて返すお金を比べる

元のお金に加えて払う「利子」。借りる前に確かめたい約束を見てみましょう。

この回で考えること

  • 元金と利子を分け、返す総額を考える。
  • 毎回の返済額だけでなく、回数や条件も比べる。
  • 借りられる額と、無理なく返せる額を区別する。

借りることは、今と後の約束を結ぶこと

第7回では、銀行がお金を貸す仕事を学びました。家や仕事の設備など、一度に大きなお金が必要なとき、大人はお金を借りて用意することがあります。ただし、借りたお金は収入のようにもらえるお金ではなく、返す約束があります。

リク

今買えるようになる代わりに、後で返す分を考えるんだね。

借りた元のお金を「元金(がんきん)」といいます。銀行などから借りる場合には、元金に加えて、利子を払うのが一般的です。利子は「利息」と呼ばれることもあります。

元金と利子を足すと、いくら?

仕組みを考えるため、架空の簡単な約束で見てみましょう。1,000円を借り、1年後にまとめて、元金1,000円と利子50円を返します。途中の返済や追加の借り入れ、手数料はないものとします。

この場合、返す合計は1,000+50=1,050円です。元金を返すだけでは、約束した利子の分が足りません。

ユイ

増えた50円が利子で、借りた1,000円とは分けて考えるんだね。

一定の期間にかかる利子を、元金に対する割合で表したものを「金利」といいます。1年間を基準に表す金利が「年利」です。5%は「100円につき5円」という割合です。この例では1,000円を1年間借り、利子が50円なので、年利5%です。実際の利子は、借りる期間や途中の返し方などでも変わります。ここでの数字は、仕組みを考えるための例です。

1回に返す金額が少なければ、お得?

同じ10,000円を借りる、2つの架空の返し方を比べます。Aは毎月2,100円を5回、Bは毎月1,100円を10回払います。金額には利子など必要な支払いをすべて含め、追加の料金はないものとします。

Aの合計は2,100×5=10,500円、Bは1,100×10=11,000円です。1回の支払いはBのほうが少なくても、全部合わせるとBのほうが500円多くなります。

モモカ

少しずつなら安いと思いそう。でも、何回払うかも見ないとわからないね。

門井先生

毎回払える金額かと、最後までにいくら払うか。その両方を確認しよう。合計が少なくても、途中で払えない計画では困るからね。

返すお金は、どこから出す?

返済の計画では、毎月入るお金から、食費や住まいなど暮らしに必要なお金も払えるかを考えます。借りられる上限いっぱいまで借りることが、無理なく返せることとは限りません。

収入が減るなどして、予定通り返せなくなることもあります。そのときは、黙って支払いを放置したり、別のところから無計画に借りて穴埋めしたりせず、早めに借入先や相談窓口に相談することが大切です。

お金が足りないとき、借りることだけが方法ではありません。買う時期を遅らせたり、別の物を選んだりすることもできます。自分だけで決めて借りたり、友だちと貸し借りをしたりする前に、おうちの人に相談しましょう。

今回のまとめ

  • 元金は借りた元のお金、利子はそれに加えて払うお金です。
  • 1回の返済額だけでなく、回数・合計・条件を確かめます。
  • 生活に必要なお金を残して返せるかを考え、困ったら早めに相談します。

おうちの人と話してみましょう

次の回では、一人の買い物とは違う、社会で使うお金と税金を学びます。

出典・参考資料

情報確認日:2026-10-16

門井孝史

1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。


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