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マネテラス

基本コース 第7回 / 全10回

銀行は、お金を預かるだけの場所?

銀行員役のユイが通帳を前にリクと話す

預かる・貸す・送る。銀行の仕事を、買い物やパン屋さんの例から見てみましょう。

この回で考えること

  • 預金・貸出・送金という銀行の働きを区別する。
  • 銀行が暮らしや仕事の支払いを支えているとわかる。
  • 口座を安全に使うための確認を知る。

銀行に預けたお金は、どう確かめる?

これまでの回では、キャッシュレスの支払いや、口座から引かれるお金の話が出てきました。では、その口座がある銀行は、どんな仕事をしているのでしょうか。

ユイ

お金を預ける場所だよね。大きな貯金箱みたいなものかな?

銀行にお金を預けることや、預けているお金を「預金」といいます。銀行では、一人ひとりのお金の出入りを口座に記録します。通帳やアプリなどで、口座に入った金額、口座から出た金額、残高を確認できます。現金を引き出しただけなら、そのお金は手元に移ったので、まだ買い物に使ったとは限りません。

ただし、自分専用の箱に、渡した紙幣をそのまま入れておく仕組みではありません。引き出すときに、預けたときと同じ紙幣が戻ってくるわけではないのです。

仕事を始めたり続けたりするために、貸す

銀行は、人や会社にお金を貸す仕事もしています。例えば、パン屋さんが新しいオーブンを買いたいのに、一度に払うお金が足りないことがあります。銀行から借りられれば、先にオーブンを買い、仕事で得たお金などから少しずつ返す計画を立てられます。

リク

新しいオーブンがあったら、焼けるパンが増えるかもしれないね。

銀行は、借りたい理由や返せる見込みなどを調べて、貸すかどうかを判断します。申し込めば必ず借りられるわけではありません。借りた側は元のお金を返し、借りるための料金に当たる「利子」も、約束した条件で払います。

門井先生

お金を貸すことで、仕事や暮らしの準備を支えるんだね。でも、お金を貸すことと、あげることは違うよ。

遠くの相手に、お金を送る

銀行は、口座から別の口座へお金を移す「振り込み」も支えています。例えば、遠くの店に代金を振り込むと、店の口座で受け取りを確認できます。現金を持って、その店まで行く必要はありません。

モモカ

代金を渡すためだけに、遠くまで出かけなくていいんだ!

銀行などの間で支払いの情報をやりとりし、口座に記録します。自分が預けた紙幣そのものを、そのつど相手の店まで運ぶわけではありません。会社からの給料の受け取りや、電気代などの支払いにも口座が使われています。

銀行にも、仕事を続けるためのお金が必要です

銀行の仕組みを動かしたり、安全を守ったりするには費用がかかります。銀行は、貸したお金の利子や、振り込みなどのサービスの料金である「手数料」を受け取ることがあります。一方、私たちが銀行にお金を預けると、預金の種類や条件に応じて、銀行から利子を受け取れることもあります。

振り込みや現金の引き出しに手数料がかかるかは、銀行・利用する方法・時間帯などで違います。使う前に確かめると、思っていなかった支払いを避けやすくなります。

預けた後も、自分で確かめることがあります

銀行が仕事を続けられなくなる「破綻(はたん)」などに備えて、預けた人のお金を守る制度があります。ただし、預金の種類や金額によって、守られる範囲は違います。銀行で扱っている商品なら何でも、全額守られるわけではありません。

また、暗証番号やパスワードを他人に教えないこと、覚えのない出入りがないか記録を確認することも大切です。困ったことがあれば、おうちの人と一緒に銀行の窓口などへ相談しましょう。

今回のまとめ

  • 銀行は、お金を預かる・貸す・送る仕事で暮らしを支えています。
  • 貸すことは、返す約束がある点で、お金をあげることと違います。
  • 口座の記録や手数料を確認し、大切な情報を守って使います。

おうちの人と話してみましょう

次の回では、お金を借りたときに返す「元のお金」と「利子」の違いを考えます。

出典・参考資料

情報確認日:2026-10-16

門井孝史

1977年、埼玉県生まれ。ファイナンシャルプランナーとして企業経営者や不動産オーナーをサポートし、MDRT最上級資格「TOT」を持つお金の専門家。「子どもにもお金の大切さを知ってほしい」という想いから、『マネテラス』でお金の仕組みや使い方を楽しく教える。趣味は野球で、休日はキャッチボールを楽しむことも。


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